【月2.2円】ブロードバンドユニバーサル料金ってなに?光回線がちょっとだけ高くなる理由
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「明細に“2.2円”って出てきたんだけど、これ何?」
これから数年のあいだに、
- 光回線の請求書や
- スマホ・固定電話まわりの明細
に、「ユニバーサルサービス料」「ブロードバンドユニバーサルサービス料」という見慣れない項目が増えていきます。
とくに話題になりそうなのが、光回線向けの「ブロードバンドユニバーサルサービス料(月2.2円)」です。
「え、なんか2.2円増えてるけど、これって何の料金?」
と気になった人向けに、
- ユニバーサル料金とは何か
- なぜ光回線に「ブロードバンドユニバーサル料金」が新しく乗るのか
- 家計にはどれくらい影響があるのか
- ユーザーとしてどう付き合えばいいのか
を、なるべく専門用語少なめで解説していきます。
ユニバーサルサービス料金ってそもそもなに?
まず、ベースになっているのが「ユニバーサルサービス制度」です。
これはカンタンに言うと、
「全国どこでも、最低限の電話・通信サービスが使えるように、みんなで少しずつお金を出し合いましょう」という仕組み
です。
従来のユニバーサルサービスの対象は、
- 加入電話(いわゆる固定電話の基本料部分)
- 公衆電話
- 110番・118番・119番などの緊急通報
など、「命や安全に関わる、なくしちゃいけない通信インフラ」でした。
こういった設備は、都市部では採算がとれても、
- 人口の少ない地域
- 離島や山間部
では赤字になりがちです。
そこで、NTT東西だけに負担させるのではなく、
- 携帯会社
- IP電話事業者
- そのほか多くの電話サービス事業者
が「ユニバーサルサービス料」として少しずつ負担 → 最終的に利用者から“数円単位”で集める仕組みがつくられました。
新しく出てくる「ブロードバンドユニバーサル料金」とは?
ここからが本題のブロードバンド版ユニバーサル料金です。
「インターネットも、もう生活必需品だよね」という考え方
総務省は、
「固定電話だけでなく、一定速度以上のブロードバンド(高速インターネット)も、全国どこでも使えるように守っていこう」
という考え方から、ブロードバンド版のユニバーサルサービス制度を新しくつくりました。
ポイントはここ:
- 人口減少や都市への集中で、地方の光ファイバー網は採算がとれにくくなっている
- でも「過疎地だからネットが使えなくてOK」とは言えない時代
- そこで、ブロードバンドの維持費も“みんなでちょっとずつ負担しよう”という仕組みが追加された
この新しい制度に合わせて、
- NTT東日本
- NTT西日本
が、「ブロードバンドユニバーサルサービス料」という形で、光回線利用者にも負担をお願いすることを決めた、という流れです。
月2.2円ってどういう料金?いつから始まるの?
金額:1回線あたり月額2.2円(税込)
NTT東日本・NTT西日本が発表している内容では、
- 1回線あたり月額2.2円(税込)の「ブロードバンドユニバーサルサービス料」を設定
- これは、ユニバーサルサービス支援機関(TCA)が決める「1回線あたりの負担金」に消費税をのせた額
とされています。
いつから請求される?
- 制度自体のスタート:2026年1月から
- ただし、2026年については「3月利用分のみ請求」という予定になっています。
- 2027年以降の金額や請求タイミングは、まだ「未定」とされています。
どのサービスが対象?
現時点で公表されている対象は、NTT東西の
- フレッツ 光ネクスト
- フレッツ 光クロス
- (西日本のみ)フレッツ 光マイタウン ネクスト(一部タイプを除く)
光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光 など)についても、
今後、各社がどう料金に反映するかは順次案内されていくと考えられます。
既存の「電話のユニバーサルサービス料」との違い
「ユニバーサル料金」と聞いてピンと来た人は、
すでに携帯や固定電話の明細に載っている“数円”のことを思い浮かべたかもしれません。
2026年1月以降、この電話のユニバーサルサービス料も、
1番号あたり月額2.2円(税込)に改定される予定です。
ここで整理すると:
- 従来のユニバーサルサービス料
→ 固定電話・携帯電話など「電話サービス」を全国で維持するための料金 - ブロードバンドユニバーサルサービス料
→ 光回線など「高速インターネット(ブロードバンド)」を全国で維持するための料金
名前が似ているのでややこしいですが、対象となるサービスが違う別料金です。
家計への影響はどのくらい?
正直、1つ1つはかなり小さい
- 電話のユニバーサルサービス料:月2.2円
- ブロードバンドユニバーサルサービス料:光回線1回線あたり月2.2円(予定)
と、1つだけ見れば「缶コーヒー1本にも満たない金額」です。
年間にしても、
- 2.2円 × 12か月 = 26.4円
- 2つ合わせても 50円ちょっと
くらいで、家計全体からみるとインパクトはかなり小さいと言えます。
ただし、「じわじわ値上げ」の一部ではある
気をつけたいのは、
- 光回線の月額料金そのものの見直し(値上げ・割引終了)
- 開通工事費の値上げや「実質無料」の条件厳格化
- 紙の請求書発行手数料の有料化 など
と組み合わさると、「なんか数年前より高くなってない?」感につながっていく、という点です。
ユニバーサル料金だけが悪い、というよりは、
通信インフラ全体のコストが上がっていて、少しずつ利用者にも乗ってきている
くらいのイメージで捉えておくと近いです。
「ブロードバンドユニバーサル料金」は拒否できる?払いたくないんだけど…
結論からいうと、
「この料金だけ払わない」は基本的にできません。
理由は、
- これは個別のオプション料金ではなく、制度に基づく“共通の負担額”だから
- 各社の光回線サービスの一部として、一律で上乗せされる扱いになるため
です。
つまり、
- ユニバーサルサービス料だけ「外して契約する」ことはできない
- どうしても納得できない場合は、そのサービスを解約するしかない
という位置づけになっています。
ユーザーとしてできることは?=「回線そのものを見直す」
「数円とはいえ、いろいろ乗せられていくのはモヤっとする…」
という人ができることは、シンプルに言うと“回線そのものの条件を見直す”ことです。
1. 今の回線の「トータルの固定費」を把握する
- 月額基本料金(戸建て / マンション)
- プロバイダ料込みかどうか
- オプション(固定電話・TV・セキュリティなど)
- 各種手数料(紙請求・ルーターレンタルなど)
- + 今後のユニバーサルサービス料 など
をざっくり足して、
「自分の生活スタイルに対して、この金額は妥当か?」
を一度考えてみるのがおすすめです。
2. 条件の良い光回線・ホームルーターを比較する
ユニバーサル料金はどこもほぼ共通なので、
- 月額料金
- 工事費・キャンペーン
- スマホとのセット割
- 契約期間・解約金
などを含めて、「トータルで安く・使いやすいところ」を選び直すほうが現実的です。
光回線がどうしても重く感じるなら、
- 工事不要のホームルーター
- ポケットWi-Fi
といった選択肢も、これからますます現実的になっていくはずです。
まとめ:ブロードバンドユニバーサル料金=「全国でネットを守るための“月2.2円”」
最後に、ポイントだけシンプルにまとめます。
- ユニバーサル料金(ユニバーサルサービス料)
→ 全国どこでも、固定電話や公衆電話など「最低限の通信」が使えるように、みんなで少しずつ負担するお金。 - ブロードバンドユニバーサル料金(月2.2円)
→ それの“ブロードバンド版”。
離島・山間部などでも光回線などの高速インターネットを維持するため、光回線1回線あたり月2.2円を負担する仕組み。 - 1つ1つの金額は小さいけれど、
光回線の月額・工事費・各種手数料の値上げとあわせて、
「通信費はじわじわ上がる方向」になっている。 - ユーザーとしては、
「この2.2円だけ払わない」はできないので、
回線そのもののプランやサービスを見直すことが一番の対策になる。
「なんか明細に2.2円って増えてたけど、ボッタクリなの?」
と不安になった人は、“全国のインフラをみんなで支えるための、小さな協力金”くらいのイメージで捉えてもらえればOKです。
そのうえで、
「せっかくなら、回線自体も条件のいいところを選び直そう」
と考えて、自分に合った光回線・ホームルーターを探してみてください。


